WINERY JUNの記念すべき最初の商品ができました。それは、
喜多方シードル2019
です!
昨年(2019年)冬に喜多方地域で収穫された林檎を仕入れ、保存していましたが、2020年4月に果実酒製造免許が取得できましたので、早速仕込み、シードル造りに着手しました。製造の過程を簡単に説明します。
先ずは、林檎を丁寧に洗浄します。雑菌や不純物が果皮に付着している可能性がありますので、それを徹底的に洗い落とします。林檎の洗浄はお酒の仕上がりに影響しますのでとても重要です。結構な力仕事ですが、女性陣も頑張りました。
次に、搾汁します。今回は、林檎を一つずつ搾る機械を使いました。この機械は優れもので、自動的に皮をむき、芯を取り除いてくれます。どんどん新鮮な林檎ジュースができ、時々喉を潤しながら作業を進めます。
搾った林檎ジュースはタンクに入れ、酵母を投入します。旺盛な食欲を発揮する酵母の作用で、発酵がすぐに始まります。
発酵の途上では毎日タンクを覗き、時折攪拌し灰汁を取り除きます。また、澱(発酵後の酵母)が沈殿するので、上澄み液のみを別のタンクに移す作業を行います。
美味しい林檎ワインになったころ合いを見計らい、2次発酵のプロセスに進みます。まず、糖と酵母を林檎ワインに加えます。これによって再び発酵が誘発され、炭酸ガスが発生するのです。
十分攪拌したのち、直ぐに瓶詰めし、王冠で打栓します。瓶の中で発酵が進み、炭酸ガスがワインの中に充満します。
瓶詰めして3ヶ月ほど経過すると、林檎のスパークリングワイン「シードル」が出来上がります。
味見をしたところ、栓を抜いた時にシュワシュワと泡が立ち、すっきりさわやかな喉ごしを楽しめました。今回は約1,500本のシードル(750ml)ができました。
手前みそですが、美味しいシードルに仕上がりました。自信をもってお勧めできるシードルができましたので、今後販売に向けて取り組んでいきます。
最後に、シードル造りチームで記念写真を撮りました。パチリ!