本年から販売を開始した「喜多方シードル2019」ですが、喜多方市のふるさと納税返礼品に採用されました!
喜多方市で栽培された林檎100%で醸造したシードル。スッキリしたドライな味わいで、爽やかな喉越しは土地柄が表れています。これから蒸し暑くなりますが、どんな料理にも合いますから、暑気払いにお楽しみくださいませ。
喜多方ラーメンや日本酒に加えて、喜多方市の特産品として息長く生産してまいります。宜しくお願いいたします。
寄付の申し込みは下記から。
当ページ写真:まいぷれ会津
2020年の秋も深まり、年末を意識し始めた今日この頃です。
遅くなりましたが、自社畠である喜多方市・雄国の葡萄畠の状況を報告します。
年初から新型コロナウィルスに翻弄された一年でしたが、4月初旬の雪解けとともに葡萄はすくすくと生長しました。2020年6月の葡萄の状況は写真のように順調でした。
7月に入ってからは梅雨空が長く続きました。雨に打たれながらも葡萄は健気に育ちました。しかし、結実しない房も散見され、順風満帆とは言えない様子が見てとれました。
8月初旬まで梅雨明けが延び、梅雨明けとともに一気に気温が上がりました。
人間同様、葡萄もふーふー言っている様子が感じ取れました。高湿度の後に高温に晒されたせいか、縮んだようになった実が多く現れました。その様な実は色艶が悪く、ハリがなくなっていました。病気も出始めました。これは大変とボルドー液の散布をしたところ、状況は安定しました。
昨年(2019年)の9月には特別会員の皆さんと収穫祭を行ったのですが、今年はコロナ禍で福島県外からのお客様をお招きすることができませんでした。2020年9月末に仲間内で収穫を行いました。生き残ってくれた葡萄に感謝しながら収穫しました。思っていた以上に収量があり、葡萄の生命力に驚きました。
収穫した葡萄は早速仕込みをし、ワイン造りに着手しました。どの様なワインに変身するのか、楽しみです。収穫後の葡萄の木には防除を施しました。
そして11月6日、我らが指導者、道法正徳さんに雄国に来ていただき、剪定の指導をしていただきました。道法スタイルはユニークな育生方法で、「マル農のひと」という本にわかりやすく解説されています。上に伸びる枝を束ねてドンドン上に伸ばす方法です。一般的なワイン用葡萄の栽培方法とはかなり異なります。木の姿を見て頂けば直ぐにその差が判りますので、是非雄国までお越し下さい。
なんとか収穫までたどり着きましたが、ヒヤヒヤ、ドキドキの一年でした。今年は寒さの到来が早い様に感じます。昨年は少なかった雪ですが今年はどっかり積もりそうな気がします。葡萄の木達が健全に越冬してくれることを期待し、「また来年会おうね」と声をかけました。
WINERY JUNの記念すべき最初の商品ができました。それは、
喜多方シードル2019
です!
昨年(2019年)冬に喜多方地域で収穫された林檎を仕入れ、保存していましたが、2020年4月に果実酒製造免許が取得できましたので、早速仕込み、シードル造りに着手しました。製造の過程を簡単に説明します。
先ずは、林檎を丁寧に洗浄します。雑菌や不純物が果皮に付着している可能性がありますので、それを徹底的に洗い落とします。林檎の洗浄はお酒の仕上がりに影響しますのでとても重要です。結構な力仕事ですが、女性陣も頑張りました。
次に、搾汁します。今回は、林檎を一つずつ搾る機械を使いました。この機械は優れもので、自動的に皮をむき、芯を取り除いてくれます。どんどん新鮮な林檎ジュースができ、時々喉を潤しながら作業を進めます。
搾った林檎ジュースはタンクに入れ、酵母を投入します。旺盛な食欲を発揮する酵母の作用で、発酵がすぐに始まります。
発酵の途上では毎日タンクを覗き、時折攪拌し灰汁を取り除きます。また、澱(発酵後の酵母)が沈殿するので、上澄み液のみを別のタンクに移す作業を行います。
美味しい林檎ワインになったころ合いを見計らい、2次発酵のプロセスに進みます。まず、糖と酵母を林檎ワインに加えます。これによって再び発酵が誘発され、炭酸ガスが発生するのです。
十分攪拌したのち、直ぐに瓶詰めし、王冠で打栓します。瓶の中で発酵が進み、炭酸ガスがワインの中に充満します。
瓶詰めして3ヶ月ほど経過すると、林檎のスパークリングワイン「シードル」が出来上がります。
味見をしたところ、栓を抜いた時にシュワシュワと泡が立ち、すっきりさわやかな喉ごしを楽しめました。今回は約1,500本のシードル(750ml)ができました。
手前みそですが、美味しいシードルに仕上がりました。自信をもってお勧めできるシードルができましたので、今後販売に向けて取り組んでいきます。
最後に、シードル造りチームで記念写真を撮りました。パチリ!
一つ目は、果実酒製造免許取得のお知らせです。
アイプロダクツは2020年4月14日に果実酒製造免許を取得しました!
昨年免許申請を行って以来、着実に準備を進めていましたが、いよいよ自社でワインの製造と販売ができることとなりました。果実酒製造免許のみで運営するワイナリーとしては喜多方市初になります。
喜多方は美味しい日本酒の産地として既に有名ですが、更にワインも加えて多彩なお酒の楽しみを提供できるように頑張りたいと思います。
喜多方税務署前で免許通知書を手に記念撮影をする副社長の阿部と専務の磯部。
こちらが「果実酒製造免許通知書」です。
醸造所がある場所 …なんと喜多方シティホールアネックス(七福神ホール)の中です!
二つ目のご報告は、自社畠の拡張です。
今までは試し植えで様子を見ていましたが、果実の質量に目処が立ったので、喜多方・雄国地区の山麓に新しい畠を確保しました。
会津電力(株)の雄国太陽光発電所の直下で、見上げれば太陽光パネルの隊列が、見下ろせば湖の様な会津盆地が一望できます。
ここが新しい畠です!
栽培を委託している大和川ファームの方々の手で4月中旬から苗
0.7ヘクタールの農地に約300本の苗を丁寧に植えました。葡萄の果実を収穫しワインになるまでには短くても4年はかかります。一緒に見守っていただければ幸いです。
畠に「マルチ」と呼ぶ黒いビニールを敷いている様子。
まだ頼りなげな苗木… 元気に育ってね〜
去る2020年2月下旬、都内某所。2019年秋に収穫した葡萄の収穫に参加し、足踏みでの仕込みを行っていただいた人達を中心に、関係者が十数名集まりました。
銘打って、「Tasting & Labeling Party – Kitakata Wine, Chardonnay 2019」。先ずは弊社代表・山田の挨拶でキックオフ!
喜多方のぶどう畑に苗植えを始めた2015年から、昨年(
先ずはテイスティング!きれいな黄金色のワインがグラスに注がれます。乾杯!!うまい、うまい、とがぶ飲みする参加者も。
いよいよラベル貼り。
この日のために、参加者の皆さんが各々デザインしたマイラベルをアイプロダクツが印刷し、準備しました。
ラベル貼り用の専用治具を会場にセットし、使い方を教わる参加者の皆さん。真剣な手つきで黙々とラベルを貼っていきます。
2019年秋の収穫祭に参加していただいたメイドカフェの店長さん3名(加えて引率のベンチャー企業社長さん)がまたも登場!それぞれがデザインしたラベルを楽しそうに貼っていきます。マイワインを4種類作りました!
「‘’まい”さんのラベル、うまく張れたかなぁ..?」とのぞき込む山田社長!鼻の下がかなり長いですねえ…;-)
「出来ました」の第一声はTomyKの鎌田社長!シンプルながら「K」のインパクトが強くて、すっきりしたきれいなデザインですね!
お陰様で東京での「T&L Party – Kitakata Wine Chardonnay 2019」は盛会となりました。当会にご参加くださいました皆様、ありがとうございます。
地元・喜多方でワイン製造にご尽力くださった皆様をお招きしてのテイスティングパーティーは4月に開催予定です。
去る9月16日、今年の葡萄収穫祭が行われました。ご報告が遅くなり申し訳ありません。
昨年は畑を管理しているメンバーのみで行われた収穫ですが、今年は予め「収穫・仕込み体験」付きでワインを販売し、ご購入された方々によって収穫が行われました。「体験型ワイナリー」としての記念すべき第一歩です。
2日間にわたって行われた収穫祭の模様をお伝えします。
8:30、参加者の皆さんが喜多方に集合。
雄国の葡萄畑へ向かいます。
日々、畑を管理する(有)大和川ファームの鵜川さん、農業指導をしてくださる道法さんより収穫方法のご説明をいただき、
いざ収穫スタート!
ミズ・ぶどうとお呼びしたい、笑顔の素敵な皆さん。
カゴに入れる時は優しくそっと、という指導どおりに…
ミスター・ぶどうたち。
もちろん、そのまま食べても美味しいです。
皆さん口々に「収穫って楽しい!」と仰って下さいました。
葡萄のカゴがいっぱいになったら重さを量ります。
まだ途中です。たくさん採れました!
この日は晴天で、絶好の収穫日和。…と思いきや、作業を始めると、暑い!
(ちなみにこの日はプロの写真家の方が撮影してくださいましたので、写真が素晴らしいです)
1時間ほどで本日の収穫作業は完了。暑い中、大人も子供も頑張りました。
喜多方・七福神ホールに戻り、仕込み体験です。
踏みます!
なかなか味わえない感触です。
この日収穫した葡萄は弊社副社長・阿部の新潟のワイナリー「レスカルゴ」にて仕込中です。
続いて2日目の様子です。
昨年9月、生活クラブ様と会津電力株式会社の交流会が開催されました。
その際、弊社の葡萄畑にほど近い「雄国太陽光発電所」にて、太陽光パネルの下にぶどうの苗植えを行っていただきました。
それからおよそ9ヶ月。
発電所の架台の足元をよく見ると…
苗が葉を茂らせています!
根付いてくれたことに一安心です。引き続き成長を見守り、随時ご報告いたします。
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